はじめに
ロレックス愛好家の皆さん、こんにちは!
日本ではなかなかお目にかかれないロレックスですが、海外では意外と簡単に、しかも様々なモデルに出会えることをご存知でしょうか?
今回は、私が海外のロレックス正規店で体験した驚きの数々と、日本との販売方法の違い、そして海外でロレックスを購入するためのコツを徹底解説します!
日本と海外ではロレックスの対応は大きく異なる
日本の正規店でロレックス、特にスポーツモデルを探すのは、まるで宝探しのような難しさです。
在庫確認をしても、「在庫なし」「入荷未定」という返答がほとんどで、なかなか現物にお目にかかれません。
さらにスポーツモデル以外でも在庫がなかなか出てこないことも多々あり、自分の指定したモデル以外の在庫を全て教えてくれることもありません。
一方、海外の正規店では、スポーツモデル以外であれば、初めての来店でも複数のモデルを提案してくれることが珍しくありません。
私が来店した際も、今日販売できるモデルを複数写真で見せてくれました。
とにかく正直に在庫状況を教えてくれるのです。日本のように濁されることは一切ありません。
展示している時計をそのまま販売してくれるので、実物もすぐに確認することができます。
具体的に海外のロレックス正規店は何が違うのか?
なぜこのような違いがあるのでしょうか?
私が海外の店舗で経験したこと、そして様々な情報源から得た情報を総合すると、日本と海外のロレックス販売には、以下のような明確な違いが見られます。
1. 在庫情報をまとめて教えてくれる
日本の場合: 日本の正規店では、現在販売可能な在庫情報を顧客に積極的に開示することは稀です。「在庫はございますか?」と尋ねても、「少々お待ちください」と奥に確認しに行き、「あいにく、現在店頭にはございません」という返答がほとんどです。
具体的にどのモデルがどれくらい入荷する予定なのか、といった情報もほとんど教えてもらえません。これは、需要に対して供給が圧倒的に不足している状況下で、混乱を避けるため、または顧客ごとの対応に差が出ないようにするため、といった理由が考えられます。
海外の場合: 海外の店舗では、販売員がタブレット端末などで現在の在庫状況を顧客に見せながら説明してくれることがよくあります。「今すぐお持ち帰りいただけるのはこちらのモデルです」と、具体的なモデル名と数量を提示してくれるため、自分が欲しいモデルが実際にあるのかどうかをすぐに把握できます。
また、今後入荷予定のモデルについても、ある程度の情報を提供してくれる場合もあります。これは、顧客に対してより誠実で透明性の高い対応を心がけていることの表れと言えるでしょう。
2.正直な接客態度
日本の場合: 日本の店舗では、スポーツモデルのような人気モデルは「入荷未定」の一点張りで、いつ入荷するのか、そもそも入荷するのかさえ教えてもらえません。
これは、販売店側もロレックス本社からの入荷状況を正確に把握できていない可能性もありますが、顧客にとっては不親切に感じられる対応です。
海外の場合: 海外の店舗では、スポーツモデルのような人気モデルについて、「現在はお客様のためにキープしている状態です」と正直に教えてくれることがあります。
これは、既存の顧客、特に長年にわたりロレックスを購入してきた優良顧客を大切にするという姿勢の表れです。また、「もしよろしければ、ウェイティングリストにお名前を登録することもできます」と、将来購入できる可能性を示唆してくれる場合もあります。
これは、単に時計を売るだけでなく、顧客との長期的な関係性を築こうとしていることの証と言えるでしょう。
3.販売員との関係性が濃い
日本の場合: 日本の店舗では、販売員との個人的な繋がりを築くのは難しい傾向にあります。多くの場合、担当制ではなく、来店するたびに違う販売員が対応するため、深い関係性を構築する機会が少ないです。
海外の場合: 海外の店舗では、販売員とメールアドレスや電話番号を交換し、直接連絡を取り合うことが比較的容易です。
これにより、来店前に在庫状況や入荷予定などを問い合わせたり、個人的な相談に乗ってもらったりすることができます。
販売員との良好な関係を築くことで、日本では入手困難なスポーツモデルの情報を提供してもらえたり、優先的に案内してもらえたりする可能性も高まります。
これは、販売員が単なる販売員ではなく、顧客のパーソナルアドバイザーのような役割を担っていることを示しています。
これらの違いから、海外では店舗の販売員とより深い関係性を築きやすいことが分かります。販売員と良好な関係を築くことは、単にロレックスを購入するだけでなく、ロレックスの世界をより深く楽しむための鍵とも言えるでしょう。
これらの違いを理解することで、海外でロレックスを探す際に、より効率的に、そしてより充実した経験を得られるはずです。
ロレックスの在庫を出してもらうための秘訣
日本のロレックス正規店では在庫を見るのも一苦労ですが、海外では販売員とのコミュニケーション次第で、在庫を見せてもらえる可能性が高まります。
ここでは、私が海外の店舗で経験したことや、様々な情報源から得た情報を基に、海外で在庫を出してもらうための具体的なコツを解説します。
重要なのは、販売員との良好な関係を築くことです。
第一印象は海外でも大事
まず、第一印象が非常に大切です。清潔感のある服装で来店し、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。高価な服を着る必要はありませんが、きちんとした印象を与えることが重要です。
販売員に対して敬意を払い、「見せてください」ではなく、「もし可能でしたら、拝見させていただけませんか?」といった言い方をすると、好印象を与えます。
小さなことですが、聞き方や話し方で相手へ与える印象は大きく異なります。聞き方が下手な人は一瞬で在庫がないと言われます。
落ち着いてリラックスした態度で接することで、販売員も安心して対応できます。
とにかく会話を盛り上げよう
次に、コミュニケーション能力を発揮し、会話を通して販売員との距離を縮めましょう。ロレックスへの情熱を伝えることは効果的です。
具体的なモデル名や、ロレックスの歴史、技術などについて話すと、共通の話題ができ、会話が弾みます。理想は冗談を言い合える関係をその場で構築することです。
もし在庫がないと言われたら「またまた~在庫あるのは知ってるよ」と軽くジョークを挟んでみてください。笑ってリアルな在庫状況を教えてくれます。
また、予算を伝えることで販売員はあなたに合ったモデルを提案しやすくなります。無理な要求をするのではなく、現実的な予算を伝えることが大切です。
時計の機能や歴史、メンテナンスなどについて質問をすることで、会話が広がり、販売員との距離が縮まります。
対応してくれたことに対して、感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。「ありがとうございます」という言葉は、相手に好印象を与えます。
毎日正規店を訪問しよう
さらに、関係構築は継続的に行うことが重要です。可能であれば、販売員と名刺を交換し、メールなどで連絡を取り合えるようにしましょう。
また、何日か滞在する場合は滞在期間中にちょこちょこ顔を出すことで在庫状況が変わる場合があります。
私の場合も滞在中は毎日訪問することで在庫状況が大きく変化しました。1日目で見つからなくても焦る必要はありません。
来店後、在庫の有無に限らずお礼のメールを送ることで、販売員との関係を維持できます。
同じ店舗に複数回来店することで、販売員に顔を覚えてもらい、より親密な関係を築けます。
毎日訪問して最終日に「明日日本に帰るから特別なモデルを出してくれない?」とお願いしてみましょう。関係ができていれば提案してくれることでしょう。
細かい点にも気を付けよう!
その他にも、タイミングを見計らうことが大切です。週末や祝日など、混雑時を避けて来店することで、販売員にゆっくりと対応してもらえる可能性が高まります。
可能であれば予約来店することをおすすめします。
簡単な挨拶だけでも現地の言葉で話すことで、好印象を与えられます。旅行者であることを伝えることで、販売員も親切に対応してくれる場合があります。
免税手続きについて質問することも、購入意欲を示すことに繋がります。
注意点
注意点として、高圧的な態度を取らないことが重要です。「客は神様」というような態度を取ると、販売員は反感を持ち、在庫を見せてくれなくなる可能性があります。
また、大量購入をほのめかしたり、すぐに転売しそうな言動をしたりすると、販売員は警戒し、相手にしてくれなくなる可能性があります。
スポーツモデルの入手難易度は高い
海外でスポーツモデルが出てくることは多々ありますが、それでも入手難易度は高いです。
海外のロレックス店舗では金無垢やデイトジャスト、デイデイトあたりは当たり前のように出てきます。
もしロレックスを複数購入可能なら、滞在期間中に1回購入することでスポーツモデルを出してもらう事も可能かもしれません。海外のロレックスでは日本のように購入制限はないので在庫があれば購入し放題です。
資金がある方は「○○を購入したらスポーツモデルを優先販売してくれますか?」と正直に交渉してみることをおすすめします。
とにかくそれくらい正直に話せるようにコミュニケーションをとる必要があるのです。
積極的にコミュニケーションをとることができない人は厳しいかもしれません。
海外でロレックスを買うときの注意点
海外でロレックスを購入するときに気を付けなければいけないポイントがあります。
それは為替レートです。円高であれば比較的安く購入することもできますが、円安の場合は日本の定価よりも高い場合があります。
そういった場合は海外で買うよりも日本の二次流通で購入したほうが得である可能性もあるので十分注意が必要です。
また、旅行客の場合は正規店以外になると偽物をつかまされる可能性があるので、信頼できる店が分からない場合は必ず正規店でのみ購入しましょう。
海外で購入したモデルは日本でメンテナンス可能?
基本的にロレックスは購入すれば5年間の国際保証が付帯します。
そのため、海外で購入したロレックスであったとしても日本で保証を受けることはもちろん、メンテナンスも可能です。
もちろん正規品であることが条件なので、万が一偽物を購入してしまうことがないようにロレックスを購入するときは正規店で購入することをおすすめします。
まとめ
同じロレックスの正規店でも海外と日本では大きく対応やルールが異なります。
そのため、日本でなかなか手に入らないという方は海外旅行に行く際にでも海外のロレックス正規店へ訪問してみてはいかがでしょうか?
皆さんが狙ったモデルを購入できることを祈っていますので、海外の正規店へ伺う際は是非この記事を参考にしていただければと思います。